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「よいサマリア人のたとえ」

Bible Story

2024年4月21日

・・・ルカの福音書 10:25-37

暗唱聖句 ルカの福音書 10:27

『あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい』


 ある律法の専門家が、イエスに、永遠のいのちを得るために必要なことを問いました。イエスが「律法には何と書いてありますか。」と言うと、律法の専門家は、神を愛することと隣人を愛することが命じられていると答えました。

するとイエスは言われました。「あなたの答えは正しい。それを実行しなさい。そうすれば、いのちを得ます。」しかし彼は、自分が正しいことを示そうとしてイエスに言いました。「では、私の隣人とはだれですか。」


 そこでイエスはたとえで答えられました。

エルサレムからエリコへ下る道で、ある人が強盗に襲われ半殺しにされてしまいました。どこに祭司とレビ人が通りかかりました。ユダヤ人の宗教的な指導者であった彼等ですが、倒れている人を見ると離れて道の反対側を通り過ぎてしまいました。

そこに一人のサマリア人が通りかかります。当時、ユダヤ人はサマリア人のことを忌み嫌っていて、全く付き合いはありませんでした。そんなサマリア人が倒れている人を見ると、かわいそうに思い、近寄って傷の手当てをし、彼を宿屋まで連れて行き介抱してあげたのです。さらにデナリ二枚を取り出し宿屋の主人に渡し、「介抱してあげてください。もっと費用がかかったら私が帰りに払います。」と言いました。


 イエスはたとえ話の最期に質問されました。「誰が強盗に襲われた人の隣人になったと思いますか。」律法の専門家は、「その人にあわれみ深い行いをした人です。」と言いました。イエスは、「あなたも行って同じようにしなさい。」と言われました。


あらゆる隔たりの壁を越えていくのが、本来律法の示している愛です。

誰かの隣人となり、あわれみ深い行いで愛を示すことは簡単ではなく、自分の力でできることではありません。イエスの十字架の愛で救われた感謝と喜びによって動くとき、誰かの隣人となって愛することができます。


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