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「金の子牛」

Bible Story

2024年9月22日

・・・ 出エジプト記 32章

暗唱聖句 ヨハネの手紙 Ⅰ 5:21

『子どもたち、偶像から自分を守りなさい。』


 十戒を授かってイスラエルの民に伝えたモーセは、神様に呼ばれて再び山に登っていきました。麓にいたイスラエルの民はモーセの帰りを待っていましたが、40日経っても戻ってきません。

 不安に駆られた人々は、モーセの兄アロンのところに集まり、「モーセがどうなったか分からないから、我々に先立っていく神々をわれわれのために造ってください。」と言いました。

 アロンは、人々に金の耳輪を集め持ってくるように言い、それを受け取ると、のみで鋳型を作り、それを鋳物の子牛にしました。彼らは「イスラエルよ、これがあなたをエジプトの地から導き上った、あなたの神々だ。」と言いました。アロンはこれを見て「明日は主への祭りである。」と言いました。人々は、全焼のささげ物を献げ、交わりの生けにえを供えました。そして、座っては食べたり飲んだりし、たっては戯れていたのです。

 

山の上で神様はモーセにおっしゃいました。「山を下りなさい。あなたがエジプトから導いてきた民が、子牛の像を造り、自分たちの神だと言って拝んで罪を犯している。この民は本当に強情だ。今はわたしに任せよ、わたしの怒りが彼らに向かって燃え上がり、わたしが彼らを経ち滅ぼすためだ。しかし、わたしはあなたを大いなる国民とする。」

しかし、モーセはそれを聞いて「どうぞ思い直してください。」と必死に取りなしの祈りをしたのです。すると神様は民に下すと言った災いを思い直されたのです。

 モーセは向きを変え山から下りていきました。山を下りてきたモーセは、金の子牛を拝んで踊る民の姿を見ました。彼の手には神様から与えアッレタ2枚のさとしの板がありましたが、怒りのあまりその板を思い切り投げつけて砕いてしまいました。それから、彼らが造った子牛を取って火で焼き、さらにそれを粉々に砕いて水の上にまき散らし、イスラエルの子らに飲ませたのです。

 モーセはアロンに向かって「なぜ、こんなことをしたのか。」と言いました。アロンは言い訳をしました。「この民の心が悪に染まっていることをあなたもよく知っているでしょう。あなたが帰ってこないので、民が神を造ってくれとしつこくせがんだのです。彼らから集めた金を火の中に入れると、この子牛が出てきたのです。」アロンは自分が造った子牛が、勝手に出て来たかのようにいいました。


 神様は、これが本当に悪い罪であることをお示しになるために、罪を犯した三千人を厳しく罰しました。そこでモーセはもう一度山に上り、自分の命と引き換えにsiteでも民をお赦しくださいとお願いをし取りなしの祈りをしました。神様はモーセの祈りを聞き入れ、これからもイスラエルの民を導いていくようおっしゃいました。


 モーセの命がけのとりなしは、私たちの罪のために十字架で身代わりになって死んでくださったイエス様を思い起こさせます。とりなしてくださるイエス様がいらっしゃるので、私たちは罪を犯してしまっても終わりではありません。イエス様を信じ、罪を悔い改め、神様のもとに帰りましょう。


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