Bible Story
2024年8月25日
・・・ 出エジプト記 11:1-12:42
暗唱聖句 ヨハネの福音書 3:16
『神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。』
イスラエル人は長い間エジプトに拘束され、つらい思いをしてきましたが、神様は彼らの良いときも悪いときもすっと見守り導いてこられました。
ナイル川の水が血に変わったり、疫病が広がったり、いなごに食糧を食い荒らされたり、エジプトに次から次へ九つの災いが下され、神様の力が示されました。しかし、ファラオはそのたびに「イスラエルを解放する」と約束しますが、災いが収まると約束を破り続けました。
神様は、「エジプトに最後の災いを下す。その災いの後にファラオはあなたがたを解放する」とモーセとアロンに言われました。モーセはファラオ仁神様のことばを伝えました。「神様はエジプトのすべての長男を打たれます。エジプト全土にその悲しい災いが起きないように、私たちイスラエルを解放してください」。しかしファラオは今度も言うことを聞きませんでした。
神様はイスラエルの民にも命令されました。「一家族ごとに一匹の小羊を用意しなさい。その血を家の門柱に塗りなさい。その家は、主を信じてそのことばに従っているイスラエルの民の家だから、裁きを下しません。その家を過ぎ越します。」神様は他にも、エジプトを出発する夜にする食事のことや、しなければならないことを細かく指示なさいました。それは一つ一つとても大切な意味のあることでした。すべてに忠実に従った者が神様の裁きから守られるのです。イスラエルの人々は神様の命令の通りに実行しました。
真夜中に神様のエジプトへの裁きが始まりました。ファラオの息子から一般の人、家畜まで、エジプトの全ての長子が死んだのです。どの家からも泣き叫ぶ声が聞こえました。ファラオはすぐにモーセを呼び出して言いました。「おまえたちもイスラエル人も立って、私の民の中から出て行け。おまえたちが言うとおりに、行って主に仕えよ。おまえたちが言ったとおり、羊の群れも牛の群れも連れて出て行け。そして私のためにも祝福を祈れ。」
イスラエルの民はこうしてエジプトを旅立ちました。大人の男の人だけで60万人、女の人、子ども、入り交じってきた異国人など大勢の人の旅立ちです。イスラエル人がエジプトに来てから430年、神様はイスラエルの民を見守っていてくださいました。
この時以来イスラエルの民は、神様がイスラエルの民の家から裁きを過ぎ越させ、エジプトから救い出してくださったことを感謝し、この出来事を記念するために「過越の祭り」を喜び祝うようになりました。
過越は私たちに大切なことを教えてくれます。過越の小羊の血が救われる目印になったように、私たちが救われるためにイエス様が十字架で血を流して、私たちの罪の罰を代わりに受けてくださいました。過越の出来事の中には、イエス様を救い主として私たちに送って下さった神様の愛を見ることが出来ます。
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